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吉野川市・阿波市で活躍する人をご紹介！ 魅力人（ミリョクビト）！
吉野川市の魅力を発信する写真家！
今回ご紹介するのは「阿部 和剛」さん。
料理店を営む傍ら、写真家として活動し、徳島県内外に吉野川市の魅力を発信してきました。
写真活動を始めたきっかけは、料理人として修業をしに大阪に行った時のこと。
当時、仕事仲間に「徳島はどんなところ？」と聞かれた阿部さんは、「田舎やし、何もないところ」と答えていたそうです。
ところが修行を終えて帰ってきた阿部さんは、大阪にはない徳島の魅力に気づき始めます。
ビルに囲まれ、星空も見えない。たくさん人はいるのに知らない人ばかりの大阪。
しかし徳島は自然に囲まれ、夜は満点の星空。人は少ないけど、ぬくもりがある。
こんな素晴らしいことを、どうして聞かれたときに答えられなかったのか。
阿部さんは、一つの結論にたどり着きました。
「誰にも教えてもらってない」
だったら伝える側になろう。
そう思った約20年前、そこから写真活動を始めました。
最初は徳島全域を撮影しようと走り回っていた阿部さん。
その中で仲良くなった多くの写真家は、僕と同じように「徳島の美しさを伝えたい」という想いを持っていたそうです。
ではなぜこれだけ素晴らしさが伝わってこなかったのか。
それは「定型的な視点から徳島の絶景を見てしまっていたからだ」と考えた阿部さん。
そこで「吉野川市に根差した写真家になろう！」と決め、吉野川市の絶景を追い求めるようになりました。
それが今から15年ほど前になります。
「吉野川市なんて何もないやろ」という冷ややかな反応も多く、悔しい思いをした阿部さん。
それでも、吉野川市への愛からくる強い反骨精神で、写真展やSNSで発信を根気強く続けました。
やがてその想いは実を結び、だれも見向きもしなかった善入寺島も近年では観光客がたくさん来るようになるなど、大きな反響を呼ぶようになりました。
今では「吉野川市広報サポーター」としての活動も行っています。
仕事は地域に根差した飲食店を経営しています。
元々は「阿部鮮魚店」を、そしてジェラートとスイーツのお店「Asweets fctory」を2022年10月にオープンしました。
活動としては写真を通じて吉野川市の素晴らしさを伝える活動をしています。
また、吉野川市広報サポーターとして市の知名度向上や地域振興を図るための活動をしています。
普段は料理人としてお仕事をされている阿部さん。
徳島、そして吉野川市に住む人達が地元の魅力に気づいてくれるよう、それを「伝える側」でありたいと思っています。
「徳島は何もない」と思いがちですが、大人がそう思っていると、若い人たちに魅力は伝わりませんよね。
そういった負の連鎖を断ち切りたいと思っています。
「何もない」のではなく、「他にない」を探すことです。
自然が素晴らしいという単純なことを伝えるのではなく、定型的な視点の外から見ることの大切さを、写真を通じて伝えることが出来ると思ってます。
あと、やっぱり徳島の魅力を伝えるのは徳島の人！という想いがあります。
「東京カメラ部」という会社が毎年開催している日本最大規模の写真コンテストで、各県の部門があるのですが、徳島の枠は徳島県民が入選できるように頑張ってほしいです。
私も毎年出しています。（笑）
※阿部さんは東京カメラ部写真展2015・2017・2021年にそれぞれ入選。
美しい吉野川市の魅力を伝えています。
善入寺島、色とりどりの花畑です。
人に支えられているように感じます。
たくさんの人に応援され、いたるところで話しかけて頂きます。
僕が吉野川市を好きなように、吉野川市を好きな人がたくさんいて、でも皆さん実際は声に出して言えない。
けど僕は吉野川市が好きだと言っているので、そんな僕を応援してくれる人はみんな、吉野川市のことが好きなんだろうなと思います。
住んでいる人が、実は地元愛を持っているところも、吉野川市が好きな理由の一つです。
月をバックにした川島城の写真です。
おススメの場所はありすぎてお伝えするのに時間がかかりすぎるので、僕の写真集を見てもらった方が早いかもしれません。
おススメの写真集は川島町の絶景写真集「風と共に」。
高越山と美郷の写真集「あの日の約束」です。
市内各図書館に寄贈してありますので、お立ち寄りの際にでも是非ご高覧ください。
阿部さんの写真集。川島町の絶景写真集「風と共に」、高越山と美郷の写真集「あの日の約束」です。
今年の10月にジェラートとスイーツの店「Asweets factory」をオープンしたのですが、そのInstagramで写真家目線での映えスポットを紹介しています。
市内外の人がジェラートを持って、映えスポットに行ってくれるようになったら嬉しいです。
善入寺島のひまわりアイスや、チェリーロードラインや向麻山、学駅をモチーフにした桜咲く入学アイスといった、吉野川市をテーマにしたアイスを提供していけたらと思います。
それに加えて川島駅前をもっとにぎやかに。
そして川島高校生の想いでの場所になれるような店を作っていければと思っています。
海外SNSで話題になった「レゴカメラ」。普段はこのカメラで撮影されているそうです。
【編集部コメント】
写真活動の実績だけでも充分すごいお方なのですが、その他にも色々とされています！
レゴブロックで作った「レゴカメラ」がネットで話題になったり、ARやドローンなど新しい技術を取り入れたり…。
それでいて、料理店とジェラート屋さんを営む経営者というのですから、「一体何者…？」と思わずにはいられませんでした。
川島城をライトアップさせるという企画でクラウドファンディングも行っており、無事達成したそうです。
「お陰様で無事達成し、今年の夏くらいには光らせることができると思います」とのことでした。
夏の川島城、楽しみですね！
※取材時点の情報です。掲載している情報が変更になっている場合がありますので、詳しくは電話等で事前にご確認ください。
vol.1 松本 美穂さん
徳島の頑張る人を応援する、日本中央テレビのアナウンサー。
vol.2 阿部 和剛さん
吉野川市の魅力を発信する写真家！
vol.3 矢島 志平さん
音楽・絵画・小説…3つの分野で活躍する多才なアーティスト
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